結婚式のスピーチ: 2008年2月アーカイブ



結婚式スピーチを本番で失敗したくない

結婚式スピーチの本や例文集、関連サイトなどがこれだけたくさん存在する理由は、
本番で失敗したくないから!
ということにつきます。

任された使命をしっかりとこなして「いいところを見せたい」のです。
しかし人間と言うのは面白いもので、失敗したくないと思えば思うほど失敗してしまう....

最近では出来ちゃった婚が実に多くなっています。
その比率たるや、結婚する全カップルのうち3分の1。3組に1組は結婚式をしている時、すでに新婦のお腹には赤ちゃんが宿っていることになります。これだけ出来ちゃった婚が多くなると市民権を得た感もありますが、それでもご年配の方からは理解が得られないことも多く、依然タブー視されることもあります。あるカップルが出来ちゃった婚をすることになりましたが、新婦の親族には厳格な方が多く、まだその事実が明かされていなかったそうです。結婚式スピーチを頼まれた新婦の勤務先上司。普段から可愛がってきた部下の晴れ舞台ですから素晴らしいスピーチで花嫁を立派に送り出してやろうと意気込んでいました。その上司は出来ちゃった婚であることは知っていたのですが、スピーチではそれには絶対に触れないで欲しいと依頼され、結局それには触れずに立派なスピーチを組み立てました。スピーチは上々にまとまり、場内は盛り上がっているのかと思いきや、新婦側の親族は顔を真っ赤にして怒っているではありませんか。他の列席者からも「へぇ~そうなの」という囁き声も聞こえます。おかしいなと思った彼が「俺何か変なこと言ったか?」と新郎・新婦に尋ねると、何と彼はスピーチで「新婦」というべきところを全て「妊婦」と言っていたそうです。

最近では小道具を使ったスピーチをする人が多く見られます。思い出の写真などをプロジェクターで映写しながら話していくというのも、うまくいくと面白いので採用される人が多いようです。確かに面白いですね、うまくいけば。

プロジェクターを使ったスピーチでよくある失敗が、「映写がうまくいかない」ことです。
このような小道具を使ったスピーチは小道具がちゃんと機能して初めて成り立つものなので、プロジェクターに接続したパソコンがうまく動作しないために冷や汗をかいて慌てているシーンがよく見られます。結婚式場からのアドバイスとしては、このような場合は出来るだけ簡単な設備で出来るものにしたほうが初歩的なトラブルのリスクが少ないそうです。例えばパソコンで表示するのではなく、ビデオテープに録画して再生する、などです。



結婚式スピーチの話し始め

結婚式スピーチは、最初は必ず決まった語句から始まります。

人前で話をする時は話し始めがとても大切で緊張もするものですが、
結婚式のスピーチに限っては話し始める言葉が決まっているので、
必ずそこから始めまたほうが良いと思います。
そうすれば発声のウォーミングアップにもなりますし、話し始めやすいと思います。

結婚式スピーチの最初は何と言っても祝いの言葉です。新郎・新婦に対してお祝いの言葉をかけてあげることから始めます。新郎側の招待客であれば「新郎の××君、新婦の××さん、この度は本当におめでとうございます。」これで充分です。余裕があればご両親など身内の人にもお祝いの言葉をかけるとさらに好感がありますので、先ほどの文言で新郎・新婦の後に「ご両家の皆様」とつけるのも良いと思います。ひとつだけ注意したいのは姓が変わる人に対して旧姓で呼ばないことです。通常は新婦の姓が変わりますので、新婦は新しい姓をつけて呼ぶようにしましょう。

そして次には自分が何者であるのかを紹介するための自己紹介。自分がどこの誰なのか、ということよりも今回の新婚カップルとどういう関係にある人物なのか。これが重要になります。そのため、自己紹介では単に自分の名前を言うのではなくて「私○○は、新郎(または新婦)の××さんとは学生時代からの友人であります。」などと人間関係を説明するのが基本です。同じ職場の同僚なら「同僚です」となりますし、上司にあたるのなら「新郎(新婦)の勤務されている△△会社で課長をしております。」などと自己紹介すれば良いでしょう。

そこから始まるスピーチにも関わりのある人間関係ならば、そのことに伏線を張っておくとスピーチが面白くなります。例えば新郎側の友人で同じクラブ活動で知り合った友人だとします。スピーチではそのクラブ活動でのエピソードを話そうと思っているなら、自己紹介の時から「新郎の××君とは学生時代のクラブ活動をご一緒しておりまして、本日はそのクラブ活動での武勇伝をお話したいと思います。」と言えば、聞いている人はいったいどんなことがあったのかという期待感を持ちますので、あなたの話にさらに関心を持ってくれるでしょう。

伏線を張るのは普通に話すよりも高度な技術を要するのである程度アドリブが利く人に向いているかも知れませんが、これらの話を冒頭にすることによってその場の雰囲気に慣れることが出来ますし、最初に第一声を出してしまえば後はスムーズにスピーチをすることが出来ると思います。

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