2007年11月アーカイブ



結婚式のスピーチで出席者を感動させたい!

結婚式とはお祝い事で、感動的な儀式です。

新郎にとっては結婚することで一人前の男として認識されますし、
これからは誰々の息子ではなくその家の世帯主として自分の城を持つことになります。
新婦にとっては親から独立して夫となる人の戸籍に入って姓も変わった一人前の女性になります。「花嫁のパパ」という名作映画がありまして、娘が結婚するというおお祝い事に恵まれていながらも、自分が手塩にかけて育てた娘が他人のものになるという複雑な思いが絶妙に描かれています。ラストシーンではパパが花嫁に対して涙ながらに祝福するという感動的な映画なのですが、これは決して映画の中だけの出来事ではありません。

結婚式のスピーチで出席者を感動させたいと思う場合、やはり感動を呼ぶのはこのあたりだと思います。披露宴はあくまでも演出の世界ですから、感動を呼ぶような工夫が随所になされています。新婦が両親に向かって手紙を朗読するシーンや、新郎・新婦がそれぞれの両親に花束を贈呈するというイベントはよく見られますが、これも涙を誘うためのもの。筆者も他人の結婚式でこのようなシーンを目の当たりにして、不覚にも感動して泣いてしまったことがあります。

スピーチだけで人を感動させるのは難しいと思いますが、新郎・新婦の置かれている状況やこの結婚に至るまでの苦労などをうまく語ることが出来れば感動の嵐を巻き起こすことが出来ます。以下は全て筆者が実際に見た実話です。

新郎のお父さんが早くに病気で亡くなってしまい、お母さんが女手ひとつで新郎を育てたというカップルの結婚式で、新郎の幼なじみであるという男性のスピーチは感動的でした。幼なじみということで新郎のお父さんとも面識があったようで、スピーチの場で天国のお父さんに語りかけ、新郎が幸せになりましたという報告をしました。これは場内感動の嵐でした。

次に新婦の無二の親友が実際に行ったスピーチです。新婦は外国語大学の出身で、その親友は大学の同級生でした。同じ大学で英語を学んだ親友は飛行機の客室乗務員となりました。実は新婦も客室乗務員に憧れていたそうですが、あえなく試験に合格出来なかったそうです。その新婦の結婚式で、この親友は本当に仕事で使っている制服に身を包み、客室乗務員に扮して"新郎・新婦を幸せという目的地までのフライトに案内する"というアナウンスをしました。

どちらも新郎・新婦の置かれている状況をよく踏まえた上で、これまでの苦労や努力が今の幸せに結びついていることがしっかりと語られていて良かったと思います。それぞれの人が心の底から祝ってくれていることが伝わるスピーチはどんなものでも感動を呼ぶものです。

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